目次
- 全コンの原点
- 夏の集いの原点
- 会員の集いの原点
- 夏の集いの歴史
- 会員の集いの歴史
- 集い開催地
- 歴代会長
-全コンの原点-
ろう学生の団体として、
「近畿ろう学生懇談会(1959年)」
「関東聴覚障害学生懇談会(1962年)」
「東海聴覚障害学生懇談会(1985年)」
この3団体が設立されたことからはじまります。
これらの団体を中心として、地域レベルの学生運動から全国規模の活動を展開していくために
1986年に「全日本聴覚障害学生懇談会連合」が設立されました。
その後、北海道、四国、中国、九州でも懇談会設立の動きが出てきましたが、
各地域間における情報の格差や各懇談会の事務的な仕事の重複などの問題を解決するために
1997年に「全日本ろう学生懇談会」(略称:全コン)が発足しました。
-夏の集いの原点-
現在では年に一度の、一大イベントとなった「全国ろう学生の集い」(通称:夏の集い)。
全国のろう学生が一堂に集うこのイベントは、世界を見ても類がありません。
そんなビッグイベントがはじめて開催された経緯はどのようなものだったのでしょうか。
1977年に関東聴覚障害学生懇談会(略称:関東聴懇)と近畿聴覚障害学生懇談会(略称:近畿聴懇)が、四泊五日、新潟での「合同合宿」を行いました。
その後合同合宿は毎年行われ、第4回目にて「今後も合同合宿を続けていくべきだ」という確認がされましたが、
関東に遊びに来た東北のろう学生から「地方の学生も参加しやすい合宿にしてほしい」という要望がありました。
折しもこのときは、(全国各地でろう学生が増えつつありましたが、情報保障などの課題点が多く、その課題解決に向けての)”全国的な規模でろう学生同士の連絡・情報交換の必要性が高まってきた時期”でもありました。
これらの情勢を受け、1981年に近畿聴懇・関東聴懇共催の合同合宿が発展解消の形をとり、名称を「全国聴覚障害学生の集い」に変えたことが、夏の集いのはじまりです。
しかし年を重ねるごとにろう学生の悩み(ニーズ)の多様化、集いの目的の枝分かれにより
ろう学生運動の停滞、集いの交流会化の傾向、ろう学生参加者の減少が目立ちました。
これを危惧した当時の有志たちは、第14回(1994年)の期間中にろう学生の決起を呼びかけました。
これらの背景によって、「再び原点に戻ろう」と集いのあり方を見直す動きが始まりました。
その結果、第16回にて初めてろう学生の参加者が200人を超えました。
そして第18回から「全国ろう学生の集い」と名称を変え、現在に至ります。
(おまけ)
夏の集いの最後の企画として必ずある「学生の祭典」は、
「仲間と出会い、語り、学び、夢を見つけていくための場」という意味があります。
-会員の集いの原点-
「全日本ろう学生懇談会会員の集い」(通称:会員の集い)は1997年、
全日本ろう学生懇談会の設立に伴い、年度末に「冬の集い」として開催されました。
当初は事務局が準備の中心を担い、その年度と次年度の運営委員会、夏の集いスタッフ会議、第二回定期総会、開催地の支部会員との交流が主な内容でした。
総会という堅苦しい名前のみでは全国から会員が集まらないという理由から、
2000年に一般会員、そして非会員も冬の集いに参加することが可能になりました。
そして会員のみでの交流を深め、今後の活動について話し合う必要性が高まってきたため、
2006年に名称を「会員の集い」へ変更し、参加資格も会員のみとなりました。
それから現在に至るまで、毎年、第二回定期総会や役員選挙などを行う、
全コンの将来を決める重要なイベントとなっています。
-夏の集いの歴史-
| 回 | 主管支部 | 開催地 | テーマ |
| 第1回 | 関東 | 東京 | |
| 第2回 | 近畿 | 京都 | |
| 第3回 | 関東 | 神奈川 | |
| 第4回 | 近畿 | 兵庫 | |
| 第5回 | 関東 | 静岡 | |
| 第6回 | 近畿 | 兵庫 | 集えよ、夏の神戸へ! |
| 第7回 | 関東 | 東京 | |
| 第8回 | 近畿 | 京都 | 燃えろ!本能寺・真夏の古都へ! |
| 第9回 | 関東 | 神奈川 | What’s Deaf? |
| 第10回 | 近畿 | 京都 | Hand in Hand , Heart in Heart ー今、『己』が己になるときー |
| 第11回 | 関東 | 東京 | Break silence |
| 第12回 | 近畿 | 京都 | 今、原点にたって『己』を見つめよう |
| 第13回 | 関東 | 東京 | ひとかけらの勇気を |
| 第14回 | 近畿 | 京都 | TOGETHER |
| 第15回 | 関東 | 東京 | 新たなる鼓動 ~聴障学生運動の大いなる飛躍を~ |
| 第16回 | 近畿 | 京都 | 集え!情熱と信念を胸に |
| 第17回 | 東海 | 愛知 | 集まろう!永遠の友よ、私たちのオアシスを |
| 第18回 | 関東 | 東京 | 心・技・体 |
| 第19回 | 九州 | 福岡 | 花~あなたの為に咲き続ける~ |
| 第20回 | 近畿 | 大阪 | 大革命~集え・祝え・笑え~ |
| 第21回 | 東海 | 愛知 | はじめの一歩~新しい冒険へ旅立とう~ |
| 第22回 | 北海道 | 北海道 | 虹色 |
| 第23回 | 九州 | 大分 | 友和~私たちの絆は永遠に~ |
| 第24回 | 近畿 | 京都 | 若葉”~ing”を見つけ出せ!! |
| 第25回 | 東海 | 愛知 | こころいろ。 |
| 第26回 | 関東 | 栃木 | 雁(がん) |
| 第27回 | 近畿 | 京都 | Rainbowflower ~あなただけの花を咲かせましょう~ |
| 第28回 | 東海 | 愛知 | わ |
| 第29回 | 関東 | 山梨 | 掌~てのひら~ |
| 第30回 | 近畿 | 京都 | 道 |
| 第31回 | 関東 | 栃木 | 原点 |
| 第32回 | 東海 | 愛知 | I |
| 第33回 | 北信越 | 長野 | しん |
| 第34回 | 近畿 | 京都 | 彩×緑 |
| 第35回 | 関東 | 栃木 | 芽 |
| 第36回 | 近畿 | 京都 | 知 |
| 第37回 | 東海 | 愛知 | 破 |
| 第38回 | 関東 | 山梨 | 電車 |
| 第39回 | 近畿 | 滋賀 | パズル |
| 第40回 | 関東・東海 | オンライン | ぽ |
| 第41回 | 関東 | オンライン | ランドルト |
| 第42回 | 近畿 | オンライン | 万華鏡 |
| 第43回 | 東海 | 愛知 | STEP |
| 第44回 | 関東 | 山梨 | PT1 |
| 第45回 | 中止 | 中止 |
-会員の集いの歴史-
| 実施年 | 主管支部 | 開催地 | テーマ |
| 1997 | 兵庫 | ||
| 1998 | なし | 北海道 | |
| 1999 | 愛媛 | ||
| 2000 | 近畿 | 京都 | |
| 2001 | 四国 | 愛媛 | |
| 2002 | 東海 | 愛知 | |
| 2003 | 北信越 | 石川 | |
| 2004 | 四国 | 兵庫 | |
| 2005 | 近畿 | 兵庫 | |
| 2006 | 東海 | 岐阜 | |
| 2007 | 九州 | 福岡 | |
| 2008 | 北海道 | 北海道 | ジンギスカン |
| 2009 | 九州 | 熊本 | 百花繚乱 |
| 2010 | 東海 | 愛知 | とんこつらーめん~楽・笑・和~ |
| 2011 | 近畿 | 大阪 | 春夏秋冬 |
| 2012 | 関東 | 東京 | 飛躍 |
| 2013 | 東北 | 宮城 | 時代+1 |
| 2014 | 中国 九州 | 広島 | 灯のかけら |
| 2015 | 東海 | 愛知 | 扉 |
| 2016 | 四国 | 香川 | 路 |
| 2017 | 関東 | 千葉 | テイクアウト |
| 2018 | 九州 | 宮崎 | バトンタッチ |
| 2020 | 四国 | オンライン | trigger |
| 2021 | 九州 | オンライン | BREADBASKET |
| 2022 | 東北 | 宮城 | 伝統 |
| 2023 | 中国 四国 | 広島 | Bridge |
| 2024 | 九州 | 福岡 | くつろぐ |
| 2025 |
-歴代会長-
| 1997 | 1998 | 初代 | 戸田康之 |
| 1999 | 2001 | 二代 | 廣田喜春 |
| 2002 | 三代 | 安井悠子 |
| 2003 | 四代 | 富山篤史 |
| 2004 | 2005 | 五代 | 小倉健太郎 |
| 2006 | 六代 | 山岸枝里子 |
| 2007 | 七代 | 石渡麻衣 |
| 2008 | 八代 | 横尾友美 |
| 2009 | 2010 | 九代 | 久保大祐 |
| 2011 | 十代 | 小河雄嗣 |
| 2012 | 2013 | 十一代 | 飛騨圭佑 |
| 2014 | 十二代 | 藤田康平 |
| 2015 | 2017 | 十三代 | 森本健 |
| 2018 | 2019 | 十四代 | 大西啓人 |
| 2020 | 十五代 | 岡﨑茜 |
| 2021 | 十六代 | 髙濵佑月楓 |
| 2022 | 一七代 | 羽鳥舞桜 |
| 2023 | 十八代 | 前野華奈 |
| 2024 | 十九代 | 小間拓海 |
| 2025 | 二十代 | 中石健斗 |