PEPNet-Japan シンポジウム」

2019年11月23-24日
 
こんにちは、全コン三役です!
 

突然ですが、皆さんは
「PEPNet-Japan」
という団体を知っていますか?

正式名称を日本聴覚障害学生高等教育支援ネットワークといい、
全国の高等教育機関で学ぶ聴覚障害学生の支援のために
立ち上げられたネットワークです。
詳細はHPをご覧ください→こちら

そのPEPNet-Japanが運営する
第15回日本聴覚障害学生高等教育支援シンポジウム
が11月23~24日の二日間にわたり、
大阪大学にて行われました!
 
そこで本会も
企画協力および活動紹介展示をさせていただきました!

まずは23日、学生交流企画!
 

 
ご覧の通り、多くの学生さんたちが参加してくださいました。
企画のテーマは…

「普段と逆の立場になって
情報保障を受けてみよう、やってみよう!」
 
大学の講義などでは
音声→文字or手話
という形で情報保障を受けているろう学生が多いと思います。
 
しかし、ろう学生が集まって運営を行う全コン企画では
日本手話・手指日本語を中心に進行しており、
手話→文字 
という形でろう学生が情報保障を実施することがあります。
 
同じような状態を
シンポジウムに参加している学生のみなさんにも体験していただくことで、
ろう学生、聴学生とも新たな気づきを得てほしい
という思いを込めて企画しました。

ざっくり言うと、
手話による講演を、ろう学生が情報保障を行い
情報保障を頼りに聴学生が内容をつかむ
というものです。
 
講演内容は、大西会長からの
全コンに関する説明。
 
支援者側となるろう学生には
手書きテイクかPCテイクか、
好きなほうを選んでいただきました。

15分くらい情報保障体験を行い、
終わった後はディスカッション。
 

 
付箋に自分が思ったことなどを書き、
模造紙に貼り付けています。

支援者側(ろう学生)から
三本柱とか、事務局の体制とか、事業の内容とか…
初めて聞く内容に加えて情報保障をやるのは大変!
という声を多くいただきました。
 
また、利用者側(聴学生)からは
PPTとテイク画面(紙)を交互に見るのは
視線の移動が長く、大変
などといった気づきがあったようです。

そして、逆の立場になって気づいた「問題」の
改善策について話し合っていただきました。
 
「支援者側ができること」「利用者側ができること」
ってなんだろう。

ディスカッションのまとめとして、
全体の前で1グループずつ発表していただきました!
 

 

 

いくつかのグループのPPTを紹介します!

参加者のみなさまから、
情報保障のありがたみを知った、
多くの気づきがあった
というお声をいただきました。
改めまして、
ご参加いただき本当にありがとうございました!
 
そして翌日。
大学や関係団体の方々が集う展示会場に、
全コンもブースを置かせていただきました!
多くの方々が興味を持って話を聞いてくださいました。
 

 
最後になりますが、
今回このような機会を設けてくださった
PEPNet-Japan事務局および関係者のみなさまに
厚く御礼申し上げます。
ありがとうございました。
 
全コン三役